「みんなもっとブログ書けばいいのにー。」
「検索すれば出てくるような記事を改めて自分が書く必要は無いなー」

こんな会話から 「車輪の再発明」という言葉を同期のエンジニアさんに教わりました。

「広く受け入れられ確立した技術や解決法を無視して、同様のものを再び一から作ってしまう事」を意味する、車輪を題材にした慣用句である。

ブログに当てはめると、同じテーマの記事が氾濫し、良い記事が埋もれてしまう事を危惧しているのでしょうか。しかしそのデメリットを踏まえたとしても、記事を改めて書くことは価値があります。もちろん、ただ単に増えれば良いと言う訳けありませんが。

既に記事になっているテーマを改めて書く時は「視点」が重要だと思っています。どういった背景の人が、誰に向けて書くかこの2つの視点を持ち込むことでまた新しい記事となると自分が書いた記事で実感しました。

「Photoshopで人物の髪の毛を切り抜く」
http://blog.woopsdez.jp/2007/09/photoshop_1.php

デザイナーにとってはあたり前の内容で今さら書く内容ではありませんが、たくさんの人に読んで頂けたのはデザイナーでない方々が注目してくれたからだと思っています。ムービーを解説入りでとってみたり、画像をふんだんに使うなどして極力分かりやすい言葉を使うなど工夫をしたことも一つ。

これが「視点」ということになります。

「『デザイナー』である『私』が『デザイナーでない人達』に記事を書く」

そうすると、どのように文章を書くかなどがおのずと見えてくるので他の記事との差別化にもなります。こういった事を各人が意識し、同じテーマの記事でもそれぞれの視点を持って記事を書いていけば、今まで見えなかった角度で物が見えるようになる事もあるはずですであり、それは必ず自分や他人にとってメリットになります。

そういった「車輪の再発明」であればどんどん書くべき。

こっからは個人的心情

そもそも何故こんなことを思ったかと言いますと、もっとデザイナーさんに具体的な記事を書いてもらいたいのです。

私の経験してきたDTP(印刷)業界には暗黙で定着している表現方法があります。

#「チラシの値段の「円」や「税込」をちっちゃく表示してより数字が目に入りやすくする」など

本当に細かいのですが、みんなそれぞれの小技を持っているハズなのです。これらはなかなかweb上で見られることが少なく、現場の先輩や人の作品などから見て得ることが多くあります。
こういった事を「みんな知ってるだろうから」「書いても需要が無い」など思わず自分の持っているものはどんどん書くべきだと思います。せっかくのwebがあるのですから。誰がどこで見ているか分かりません。まったく別の業界や人に影響を与えることが出来るかもしれません。まずは発言することに価値を起きたいと思うのです。

疑問に思うこと、これちょっと便利だよねと思っていることがあれば、とりあえず記事を書いてみることをお勧めします。
少しですが、何かが変わるかもしれません。